北海道3日目は
小幌駅に行ってきました。
前を見ても後ろを見てもトンネルで、ホームと呼ぶのもおこがましい足場があるだけ。
人はおろか人工物すらほとんど無く、MGS3のジャングルのように鳥や虫だけがやかましく鳴いてるという山中の秘境駅です。マジで何も無いので普通電車すら通過します。
電車を降りて十数分で来る帰りの電車に乗って帰る、というのが普通なんでしょうが、海岸に降りるには片道20分かかると聞いて、我々は3時間コースを選択。電車の本数が極端に少ないから、1本逃せば次は3時間後なのです。最初は3時間なんて退屈で死ぬ、と思ってたけど、ボールやフリスビーを買い込みもう何も怖くない! …まあ実際は、砂浜を想定してたけど当然のように石場で、キャッチボールもすぐにやめてしまいましたがw フリスビーに至ってはわずか4投目くらいで海に流されたしw
しかしまあ、歌ったり写真・ムービー撮ったり全裸になったりしてたら瞬く間に時間が経ちましたがね! ホントに電車か船でしか行けない場所なので、「絶対に人が居ない野外」なんですよ。ライブ以外ではありえないような大声で叫んでも問題ナシ! そういう状況で、裸になりたくなるのは小学生からの男子の本能なんだろうなぁ…w あそこで撮った写真は絶対に人には見せられないな、野外でヤったホモカップルと言われても全く言い逃れできないw 少年のような輝きで弾けまくった時間でした。
海岸までの山道は死の危険を感じるレベル。踏み固められてるだけの獣道で、めちゃめちゃ細くて傾斜もあるのに、一歩踏み外せば確実に死ねる落下、みたいな道が20分。ライブで履き慣れ、跳び慣れてるとはいえ、いつもの先のとがった靴がこれほど心許なかったことはない。時折ロープがくくりつけられてる箇所とかあったけどあれの嬉しさは異常。正に命綱です。
しかも海岸までものすごい高低差があるのよね。それでいて最初は上り坂が多く、「あんな低いところまで辿り着くのに、ホンマに20分で行けんのか!? 鉄ちゃん健脚すぐる!」としきりに鉄道オタを褒め称えてましたw 実際にはラスト3分の1くらいですんげぇ急激に下りで、あっという間に辿り着いた感じでした。各所で死の恐怖を感じたものの、やっぱ探検とか超楽しいのよね、男の子だから! 今度青木ヶ原樹海の散策にチャレンジしてみようかしら(死亡フラグ)
行く前には考えられなかったことですが、
「機会があったらもう一回来たい」とか思えるほど楽しかったです。冬は雪で更に秘境度が増すらしいのでまた興味深い…まあ雪積もってたら海岸に降りるのは100パー無理だろうけど。あの場所で虫の声なども聞こえずシーンとしてて、日が落ちるのも早くて真っ暗…とか、想像するだけでワクワクする…!
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